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『10』の7 解毒力の低下

デトックスできてますか?

解毒力のセルフチェックシート

1. 肌荒れや吹き出物が頻繁に出ますか?

2. 便秘や下痢を繰り返しますか?

3. アルコールを摂取した後、体調が悪くなりやすいですか?

4. 薬を頻繁に使用していますか?

5. 食品添加物や化学物質を多く含む食品を摂取しますか?


 結果の見方

- 「はい」が0~1個: 解毒力は良好と考えられます。

- 「はい」が2~3個: 多少の生活習慣の見直しが必要です。

- 「はい」が4個以上: 専門家に相談し、生活習慣を大幅に改善することをおすすめします。



解毒システムの低下がもたらしやすい上記以外の症状


・原因不明の発疹がよく出る。

・しつこい耳鳴りがある。

・原因不明の筋肉痛がある。

・頭に「もや」がかかったような感じがする


以下のものに過敏な反応が起きる場合には、解毒システムに不調が生じている可能性が高い

と言えます。


うまみ調味料(グルタミン酸ナトリウム)、

カフェイン、アルコール、香水や香料、タバコの煙、

スモック、化学薬品、特定の薬剤、昆布、トマト、チーズ等の特定の食品


引き算: 症状を起こす上記のものを、まず遠ざけることが大切

足し算: 有機野菜、ブロッコリーや芽キャベツ、クレソン、緑茶、ざくろ、ウコン、

     鶏肉、魚、ビタミンB群、亜鉛、マグネシウム、N -アセチルシステイン

     などが有効です。




細胞の解毒代謝に関わる遺伝子として、改善のための生活習慣・食材・栄養素・レシピ


1. CYP1A1(Cytochrome P450 1A1

   - 役割: 環境汚染物質や発がん物質の代謝に関与する酵素。

   - 栄養素/生活習慣: ブロッコリーやキャベツなどの十字花科野菜に含まれるイソチオシアネートやインドール化合物がCYP1A1の発現を誘導します。また、適度な運動もCYP1A1の活性を高めることが示されています。


2. CYP2E1(Cytochrome P450 2E1

   - 役割: アルコールや溶剤の代謝に関与し、一部の発がん物質の活性化を行う酵素。

   - 栄養素/生活習慣: ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化物質がCYP2E1による酸化ストレスを軽減します。飲酒を控えることもCYP2E1の負担を減らすために重要です。


3. GSTM1(Glutathione S-transferase Mu 1

   - 役割: グルタチオンと結合して有害物質を解毒する酵素。

   - 栄養素/生活習慣: ブロッコリーやカリフラワーに含まれるスルフォラファンがGSTM1の発現を増加させることが知られています。また、喫煙を避けることもGSTM1の機能を保つために重要です。


4. NQO1(NAD(P)H:quinone oxidoreductase 1

   - 役割: キノン類を還元して無害化する酵素。

   - 栄養素/生活習慣: 緑茶に含まれるエピガロカテキンガレート(EGCG)やターメリックに含まれるクルクミンがNQO1の発現を促進します。


5. UGT1A1(UDP-glucuronosyltransferase 1A1

   - 役割: ビリルビンや他の脂溶性物質を水溶性にして排出する酵素。

   - 栄養素/生活習慣: フラボノイドやフェノール酸などのポリフェノールがUGT1A1の活性を高めます。ブルーベリーやクランベリーなどのベリー類がこれらのポリフェノールを多く含んでいます。


6. SOD2(Superoxide dismutase 2

   - 役割: 活性酸素種(ROS)を除去する酵素。

   - 栄養素/生活習慣: コエンザイムQ10やビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化物質がSOD2の機能をサポートします。ストレス管理や適度な運動もSOD2の活性に有益です。


7. GPX1(Glutathione peroxidase 1

   - 役割: 過酸化物を水と酸素に分解する酵素。

   - 栄養素/生活習慣: セレンがGPX1の活性に必要不可欠です。セレンはナッツ類(特にブラジルナッツ)やシーフードに豊富に含まれています。


これらの遺伝子をサポートする栄養素や生活習慣を取り入れることで、細胞の解毒代謝能力を向上させることが可能です。



細胞の解毒機能を高めるためオリジナルレシピ

このレシピには、解毒代謝に関係する遺伝子に影響を与える成分を含めています


解毒機能強化スムージー


材料

- ケール:1カップ

- ほうれん草:1カップ

- ブロッコリー:1/2カップ

- レモン汁:1個分

- リンゴ:1

- 生姜:1片(約1インチ)

- チアシード:1スプーン

- 水:1カップ


作り方

1. 全ての材料を洗い、適当な大きさに切ります。

2. ブレンダーに材料を全て入れ、滑らかになるまでブレンドします。

3. できあがったスムージーをグラスに注ぎます。

4. 好みに応じてチアシードをトッピングして完成です。


関連遺伝子と栄養シグナル


1. ケール、ほうれん草、ブロッコリー

   - 含有する成分:スルフォラファン、グルコシノレート

   - 関連遺伝子:**Nrf2**(核因子エリスロイド由来2関連因子2

     - Nrf2は、抗酸化防御機構や解毒酵素の発現を促進する遺伝子で、これらの野菜に含まれる成分がNrf2の活性化を助けます。


2. レモン汁

   - 含有する成分:ビタミンC、フラボノイド

   - 関連遺伝子:**GSTP1**(グルタチオンサイルトランスフェラーゼP

     - GSTP1は、解毒酵素であり、ビタミンCやフラボノイドがその発現をサポートします。


3. リンゴ

   - 含有する成分:ペクチン、クエルセチン

   - 関連遺伝子:**UGT1A1**UDP-グルクロン酸トランスフェラーゼ)

     - UGT1A1は、解毒に関与する酵素で、リンゴの成分がその活性を高めます。


4. 生姜

   - 含有する成分:ジンゲロール、ショウガオール

   - 関連遺伝子:**CYP1A2**(シトクロムP450 1A2

     - CYP1A2は、薬物代謝や解毒に関与する酵素で、生姜の成分がその活性を助けます。


5. チアシード

   - 含有する成分:オメガ3脂肪酸、食物繊維

   - 関連遺伝子:**PPARα**(ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体アルファ)

     - PPARαは、脂質代謝や解毒に関与する遺伝子で、チアシードの成分がその活性を促進します。


このスムージーを定期的に摂取することで、解毒機能を高め、健康と若さを維持するのに役立つでしょう。

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